「なんであんなこと言っちゃったんだろう」

周りの目を気にして発してしまった言葉だった。

世間の目とか、

自分のプライドがチラついて、

自分でも予想外の発言が出てきちゃうことってある。

そんな時、

うわ〜恥ずかしい…

なんて、ちょっと自分が嫌になる。

一方で、

誰かの言葉や行動に、

なんか、やだな…

反射的に、そんな感情が湧いた時も同じ。

気づけば、

どこかで身につけた物差しで、

自分や相手を測ってしまっている。

こんなひねくれた私を直したいと思っていた。

でも、考え方を変えた。

自分を、またちょっと好きになる考え方。

それは、

ダサいと思ったそこには、自分の大切にしたい在り方がある

って捉えること。

モヤっとしたこと、

ドキッとしたことを、

ダサいって感じた気持ちを、

相手や自分に向けるのではなく、

自分はこういう価値観を大切にしてるんだな

今、私の人生の美学に触れたんだな

って、

自分の内側に矢印を向けるのだ。

そう捉えるようにしてから、

反射的に感じる自分の気持ちを蔑ろにしなくなり、

他人に対してもなんとなく気まずいこともなく、

すごくいい感じだ。

あっ。と思うたび、

自分の大切なものが浮き上がってきて、

まだまだいろんな美学が眠っているだろう自分が、

また少し好きになるのだ。

それとともに、

私の内側も静かに育っていく。