「この子はこういう風にした方が嬉しそうだな、楽そうだな」

誰かといて、そう感じることが多い。

そして、気づくたびに、

その人が楽になるように、自分を少しズラしていた。

ある子の前では、いつもの私より、しっかりした私。

ある子の前では、いつもの私より、さっぱりした私。

そうして少し、自分をズラせば、

みんな、楽に自分と付き合ってくれている気がした。

でも、いつも思っていた。

私はこうした方が楽なんだけどな〜。

小さいけど、毎回聞こえてくる声。

その声を、どう外に出せばいいかわからなかった。

あるとき、

ほんとにみんなは、私と気持ちよく付き合ってるのかな?

そう思った。

だって、

いつもどこか繕ってて、

多分、なにか気持ちを隠してる顔。

一方で、

誰の前でも態度が同じで、

気持ちそのままに、本音をサラリと言動で表す人を見て、

いいなー

気持ちいいなー

って思った。

あれ?そっちの”気楽さ”を目指せばいいんじゃない?

そう気づいた。

気づいた私は、その人たちみたいに、

私こうなんだ〜みたいな、

軽やかな人には多分なれない。

でもそれは、いい意味で人の顔色が見えちゃうから。

雰囲気を察せちゃうから。

そこに 「私、ここは譲れないの」 っていう”境界線”が加われば、

最強なんじゃない?

そんなわけで、

とりあえず、お世辞と盛った相槌はやめてるところ。

話広げなくて、ごめんね

笑わなくて、大丈夫?

そんなふうに自分の中でソワソワむずむずするけど、

なんだか相手は何も変わらなくて、拍子抜け。