ー気持ちをごまかさないって、こわくて、やさしいーーー

なんだかモヤモヤするとき。 前向きになりたいのに、なれないとき。

「考えすぎかな」「切り替えなきゃ」って、 無理やり前を向こうとすることは、自分らしさから遠ざかる行為。

こんなときは、そっと立ち止まって。 “感情をちゃんと感じる”という選択をしてみてほしいんです。

感じるって、
今ある感情を、ただ心の中に置いておくこと。

さみしい、かなしい、イライラする、って湧いてくる気持ちをジャッジせず、 「いま、これがあるんだな」って、ただ見つめること。

良いも悪いも決めないこと。変えようとしないこと。
「この気持ちが、今、ここにある」って、自分の心の中に居させてあげること。

でも正直、感情から目をそらさないって、こわい。
見ないふりをしたほうが、楽だったりする。

でも、逃げずに見てあげたときーーー
あなたの本当の気持ちが見えてくる。

感情は、エネルギーを持ったメッセージ。

「今こんなふうに傷ついてるよ」「これがつらかったよ」って、 心が私に伝えてくれます。

そのメッセージをただ受け取る。 すると感情は「伝わった」って安心して、 波のように自然と消えていくんです。

でも、無視したり押し込めたりすると、 そのエネルギーは心の中に残ってにごっていく。 波が止まり、流れがせき止められて、重たくなる。

だから、感情を感じきるって、 波を止めずに、ただそのリズムに委ねるってことなんです。

それは「今、ここ」の自分に意識を戻すことでもある。

頭で考える”思考”は、 過去のパターンや常識から創られている。だから、「こうすべき」「こうあるべき」に支配されてしまう。
でも、感情はもっとリアルで、素直で、瞬間的なもの。

だから、感情を感じるということは、 過去や未来ではなく、 “今、この瞬間の私”に戻ること。

そして、心にある感情を そのまま自分の中に置いてあげるということは、私は私を大切にするっていう 静かな信頼の表れなのかもしれません。

感情を感じきるって、自分とつながりなおす時間。
今、この瞬間の、自分と。

無理に切り替えなくていい。 モヤモヤしたら、そのまま感じてみる。

その先に、きっと あなたのほんとうの声が待っています。