”これ、美味しいから分けたいな”

そう思っても、分けられないことが多かった。

取っておくつもりが、結局自分で食べちゃう。

そのたびに、

なんて食いしん坊なんだ、私…」って嫌になった。

食べながら、いつも考えていた。

なんでわたしは分けられないんだろう?

そして、ある時ふと思った。

もしかして、私は自分を”満たし切れてない”んじゃないか?

それからは、分けられなくてもいい、と思うことにした。


食べたいと思ったら、食べる。


「分けない私」に、罪悪感を感じないようにした。

それを、しばらく続けてみた。

遠慮せずに。
自己嫌悪もしないで。

気づくと、

心から”シェアしたいな”っていう気持ちが湧いてきた。

ありがとうって言われて、心からよかった♡って思ったし、

取っておいて一緒に食べる、も心から幸せだった。

分けよう、分けよう、って気張らないで、

自分を満たそう、満たそう、って緩むことが、近道だったみたい。