”なにか楽しいことないかな。”
気づけばそう呟いてばかりの毎日。
何もないわけじゃないのに、
どこかつまらなくて、退屈。
”そんな時は、恋愛だ。”
退屈さをかき消すように
心が満たしてくれるときめきを
一生懸命探していた。
誰かにときめいていれば、
誰かに満たしてもらえば、
退屈さも、不安も、
全部なくなってくれる気がした。
でも、しばらくすると、
じわじわと心に黒い点が広がっていく。
私のこと、好きなのかな?
どうして連絡くれないの?
”今の私”に、何かが足りないような気がして、
不安になって、
焦って、
相手の言動に一喜一憂する日々。
なんとなく、好きになった相手が、嫌になってくる。
そんな自分のことも、もっと嫌いになる。
「この人が、私の退屈な毎日をきっと楽しくしてくれる」
って依存の色を混ぜた恋愛は、
辛くて、苦しい。
どんな愛情も、
心の込められたプレゼントも、
ちゃんと受け取れなくて、
ちゃんと心に沁みていかない。
”もっと、もっと。”
満たされない、足りないって
感じちゃう。
でも、本当は心のどこかでわかっていた。
どんなに好きな相手でも、
どんなに愛されていても、
この穴は、埋まらない。
自分の根っこの問題だってこと。
”自分を信じていて、大切にしていて、愛している”、
そんな自分が好きになった相手から、
愛をもらい、それを心で受け取る。
だから心で幸せを感じられるのだ。
頭であれこれ考える幸せじゃなくて、
心がじんわりと満たされていく幸せ。
そんな幸せを得るために、
巷に広がる恋愛テクニックやマニュアルが
どうして必要になるだろう?
小手先のことで一喜一憂していても、
心の底からの幸せは感じることはできない。
まずは、あなたの内側を整えるのだ。
内側を整えれば、
自分が自分を大切にできて、
満たしてあげることができる。
そしたら誰かに満たしてもらわなくて大丈夫な
私になれる。
それでようやく、
あなたが本当に心から望む関係を、誰かと創っていくことができるのだ。