「豊かさって、何なんだろう?」


大人になるにつれて、ふと思うことが増えた。

同じ“お金持ち”に見えて、どこか違う。


色々な形の豊かさを見るうちに、

私の頭には2つの世界線ができていた。

片方は、心の豊かな世界。

もう片方は、心を置き去りにした世界。

住むところや身につけるもの、収入などで、

ピラミッドができるけど、

そのピラミッドは左右に分断されていて。

片方は、どの階層だろうと、自分の心を見ていて、

もう片方は、どの階層だろうと、自分の心が見えていない。

片方は、どんなに仕事が忙しくても、どんなに貧しくても、

自分の心が気分良くなれる方法を知っているから、

心が豊かで、その豊かなオーラは顔つきや立ち居振る舞いに現れる。

もう片方は、仕事が忙しいから、貧しいからって、

自分の気持ちが置き去りで、

ギスギスした心は、顔つきや思考をギスギスさせる。

努力は大事だ。やるって大切だ。


でも、心を置き去りにしたまま突っ走ると、

見かけの豊かさだけになってしまう。

じゃあ、自分にとって“豊かさ”ってなんだろう?


見えているものじゃなく、感じてるものの中にある気がする。

どっちの世界線にいるかは、自分で選べる。