恋愛トークが大好きだった。

自分の隣にいる彼が、

どんくらいいい彼氏か

を知れる機会だったから。

誰かの話を聞くたびに、

自分の彼氏と比べた。

比べて、

わたしの彼はこんなことしてくれるよ

って、自慢するわけではない。

ただ頭の中で、比べた。

優越感とか、劣等感とも違った。

どっちかというと、必死な感じ。

私の選択って、あってる?

私の基準って、間違ってない?

それを知りたいだけだった。

その時の私は、

誰かの基準が、自分の基準だった。

みんなの基準を満たさないといけないって思っていたのかもしれない。

これは喜ぶべきこと。

これは悲しむべきこと。

これは怒るべきこと。

頭の中に、

それが正解なんだ

って基準が増えていって、

その基準はリスト化されてどんどん増えていった。

リストを満たすか、満たさないか

それだけを、

全ての選択の基準にしていた。

気づいた今でも、

このリストの存在を自分で確認するのが難しい。

でも、些細なところに隠れていて。

なんでダメなの?と言われたり、

こうしようよ!と言われたとき、

一瞬、いいの?ってなること。

そこに、

あ、まだここにあったって気づく。