無駄なものって、嫌いだった。

たまにしか使わない、かき氷マシーン。

ただ飾るだけのポスター。

余分なカトラリー。

合わせにくいTシャツ。

全部、いらないって思ってた。

だって、ほぼ使わないのに、

場所だけとるから。

毎日使うもの、

ないと困るもの、

それだけでいいって思ってた。

でも、

夏になるとお目見えするかき氷マシーンも、

友達が来た時に使える多めのお皿も、

あれば、ちょっと豊かな気持ちになる。

なくても困らないけど、

「なくても困らないから」

だけで全部切り捨てるのって、

ちょっと寂しかった。

役に立つとか、実用性があるとか、

そういう言葉で表せないけど、

なんか好き

なんか嬉しい

そういう、

なんとなくの自分だけの理由

で増えていくものって、

自分の感覚を大切にしている

ってことの表れなのかもしれない。

本当は、

あの時も、

使わないから、いらない

じゃなくて、

私の感覚、信用できないから、いらない

ってことだったのかも。

あなたの家には、

なくてもいいけど、好きなものってある?